Appleサポートをかたるフィッシングメール詐欺に引っかかるところでした

iPhoneなどを使っている方は、アプリなどを入れるのにアップルIDに登録されているかと思いますが、ちょっと危険な詐欺メール案件に遭遇しましたので、紹介したいと思います。

AppleIDの悪用を防ぐためのシステムを逆手に

実は最近使っていたiMac(early2006)が壊れていたため、中古のmid2010のiMacを入手し、色々と設定していました。

その時にAppleIDなども設定したのですが、新しいデバイスや、久しぶりに使うデバイスでAppleIDにログインすると、ログインされたというメールが来るようになっています。

これによって自分のAppleIDが、誰かに乗っ取られたりした場合、気づくことができるのですが、今回新しく入手したiMacでAppleIDにログインしたので、そのメールがきていました。

そして順調に新しいiMacを使い始めて数日したころ、こんなメールが届いていました。

「この_Apple_ID_は iPad_mini_4 上で_FaceTime および iMessage_へサインインするために使用されています。」

なんだこれ?

私はiPadmini4は持っていません。

もしかして乗っ取られたこれ?

しかしこの時、発動してしまったのです。秘奥義「疑いの色眼鏡」が。

「疑いの色眼鏡」を通して見たメールがこれ

残念ながら正規のAppleIDからのメールを捨ててしまっていたので、見比べることができなかったのですが、発信元や、「ここをクリック」のリンクで、詐欺確定です。

いやあ本当に危なかったです。きっとリンクをクリックしたら、クレジット情報とか入力させられて、盗み取られるのでしょう。

詐欺にだまされないためには?

最近では地面師による大手ハウスメーカーへの詐欺や、大手エアラインが被害を受けた航空機リースをかたる詐欺など、詐欺の手口は巧妙化し、人ごとではすまない領域にまで達しています。

今回なぜ自分がだまされかけたのか考えてみました。

  1. ちょうど直近で似たような正規のメールを受け取っていた。
  2. 自分のAppleIDがのっとられたかも、という不安を煽られた。
  3. 迷惑メールフォルダには振り分けられていなかった。
  4. 新しいiMacが手に入り若干浮かれていた。

といったところでしょうか。

1.に関してはたまたまかもしれませんが、やはりこういった詐欺にもっとも共通するのが2.の点なのではないでしょうか。

不安を煽られると、やはり人間通常より判断があやふやになってしまいがちです。オレオレ詐欺の手口なども、その典型でしょう。

気をつけているつもりでも、実際に遭遇するとついついだまされてしまうというのがわかりました。

最近ではメールの文面も日本語のおかしさが減ってきており、年々本物との見分けがつきにくくなっていますが、メールというものは基本的に詐欺があふれている場所であり、不安を煽るような内容のものは、すぐクリックしたりせず、正規のサイトから見に行くように心がけるというのを、もっとみんなに周知していった方がいいのかなと思いました。

少しでも詐欺の被害に遭う方が減って行くのを願っています。

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