なぜ痔ろうを疑ったか「膿(汁)が出る=痔ろう」は早計-いぼ痔治療記04-

痛がり・病院嫌い・薬嫌いの私(アラフォー男)が、腹をくくっていぼ痔(内痔核)の手術を受けることにした体験をつづっていきます。

痔は放っておいても、即いのちにかかわることはあまりないため、ついつい先延ばしにしてしまう方も多いと思います。しかし結論から言うと他の病気と同じように早めに治療するに越したことはないと思います。

とはいえ痛みに対する恐さや、また恥ずかしさなどから、なかなかふんぎりがつかない方も多いのではないでしょうか。

そんな方に少しでも参考にして頂ければ幸いです。

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痛がり・病院嫌い・薬嫌いの私(アラフォー男)が、腹をくくっていぼ痔の手術を受けることにした体験をつづっていきます。 痔は放っておいても...

誰にも言えなかった恥ずかしい悩み

さて、痔といえばあまり堂々と公表できるような病気でもないかと思いますが、いつ周りの人にばれるんじゃないかと、ひやひやすることもあるかと思います。

例えば座るときに苦悶の表情を浮かべそうになったり・・・

私はといえば、「汁」が悩みの種でした。

やっかいな汁

いつの頃からか、排便時、出血しなくても、お尻を拭いたときに最後の方に明らかに便と違う汁のようなものがペーパーに付くようになりました。最初は痔の傷口が膿んでるのかなあと思っていたのですが、だんだん恒常的になってきたので、「膿が出る」という症状の痔ろうなのではないか?との疑いを持ち始めていました。

そして量はそんなに多くないものの、その汁がズボンまで染みて外側から見える状態になっていやしないか?また椅子に付いたりしていないか?と常にお尻を気にするような状態になってしまいました。仕事場や外出先では、トイレに入るたびに鏡でお尻をチェックし、また階段やエスカレーターでは、下から恥ずかしい染みが見えていやしないかと、不安で仕方がありませんでした。

とりあえず、タオルで対策

私は夏場お尻から太もも裏側にかけて非常に汗をかく体質なのですが、その対策として、ズボンと下着の間にタオルを挟み込むという対策を、近年は行なっていました。

これに目をつけた私は、この対策を通年適用するという方法を思いつきました。

実はこの時点では、まだ「汁」のことは妻にも隠していたので、「冬はこの方が暖かいから」などと適当に言い訳をしていました。

この方法は精神的にも安定を得られるすぐれた効果がありました。

「汁」対策だけでなく、突然の出血にも有効であると考えられるからです。

なぜ痔ろうではないのに汁(膿)が出ていたのか

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痛がり・病院嫌い・薬嫌いの私(アラフォー男)が、腹をくくっていぼ痔の手術を受けることにした体験をつづっていきます。 痔は放っておいても...

で受診して判明したように、結局痔ろうではなく、いぼ痔(内痔核)だったのですが、帰宅後改めて内痔核についてネットで調べていて、そこで見落としていた新たな事実が発覚しました。

実は汁=膿ではなかった

痔の専門医さんや製薬会社のサイトなどを調べていると、内痔核には進行度(痔核の脱出の程度)によりI〜Ⅳ度の4段階に分けられるとありました。一番進行したⅣ度では、飛び出た痔核が指で押し込んでも戻らず、「粘膜がしみ出て下着が汚れる」とありました。

何ということか!膿と思っていたのはじつは粘膜だったのです。どうりで膿よりは透明っぽいと思いました。

最初は排便時に出血するだけだった痔も、進行とともに脱肛するようになってきていたのですが、脱肛というのは肛門内部の粘膜が露出している状態ですので、それが「汁」の正体だったというわけです。

自分の正確な症状を知るためには是非肛門科の受診を

というわけですっかり謎が解けましたので、やはり受診してよかったと思いました。

診てもらってはじめて、手術するのか、他の治療法で治すのか、治療法を検討することが可能となるので、私のように進行する前に、是非早めの受診をおすすめします。

次回は内痔核の治療法と私がとった判断について書こうと思います。

次回はこちら

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